

ミリタリーのRoyal Navy Smockのデザインを取り入れたマウンテンパーカー。
素材をコットン100%、超高密度の撥水生地に。少しの雨ははじいてくれます。
60番という、非常に細い糸を二本そろえて平織り。さらに、樹脂による撥水コーティングをしています。
もともと、高密度である程度のはっ水性があるところに、さらに樹脂でもう一段階はっ水性を高めています。
高密度かつコーティングもあるので、縫い直しができず、またカンドメやボタンホールも針数を減らしています。 通常、針数が多い方が強度は高そうなものですが、高密度生地に目数をたくさんステッチするとそこから裂けます。
また、縫製糸も出来る限り細い物を使いたい、しかし強度は担保したいという事からスパン糸(化学繊維糸)を全体に使用しました。
あえて、ウェストのドローコード・背面のマップポケットはなくして街着として着やすいパーカーを目指しています。
未洗いの製品をお届けします。
洗濯の際、撥水性があるので水が非常に抜けづらくなります。ポケットが裂ける危険性があるので、必ずポケットのボタンはしめる。またネットに入れて洗濯をお勧めします。

Royal NavyのSmockのデザインを典型的マウンテンパーカーにあてはめた一枚。
ラグランスリーブに首回りの切り替え、フードと一見するとマウンテンパーカーそのものですが・・・

Royal Navy Smock の首元に付けられたフラップをデザインに取り入れました。
実用面でも、襟もとまでファスナーを閉め、さらにフラップで風を防ぐ意味合いもあります。

フラップまで完全に閉じたところ。
ファスナー、身頃のフラップ、さらに顎部分のフラップと三重に首回りを守ります。

どこかで見たような筆記体ネーム。60-70年代アウトドアウェアへのオマージュです。
さらに、どこかのメーカーの、何か牧歌的というか、保守的と言うか、そんな雰囲気が好きなのです

右胸には、やはりRoyal Navy Smockから来た多数のスナップ付きボタン。Royal Navy Smockの場合は、コードを通すフラップのようですが、完全にそのデザインだけいただいてフラップポケットに仕上げました。
右胸には縦にファスナーポケット。


腰の二重ポケット。
上部と、脇のハンドウォーマーは中でつながっておらず、別々の部屋になります。
詳しい作り方はこちらをご覧ください。

袖口。マウンテンパーカーというと、商標名マジックテープやベルクロ。面ファスナーがおなじみですが、さすがにあれでは、街着にするには本格的すぎる。
そこで、スポーツジャケットやBIGYANKのカフスを参考にスナップ止めの仕様に変更しました。

フロントファスナーは逆開。ダブルファスナーとも呼ばれ、バイクや自転車に乗るとき、ヒップ周りの寸法を稼ぐことができます。
ここもあえてのYKK。ビスロンという、樹脂ファスナーがマウンテンパーカーではおなじみですが、そこは少しアレンジして金属ファスナーに変更しました。
attention!!

今回、表地に使った生地は綿100%。非常に細い糸を高密度に織り、さらにはっ水性樹脂でコーティングをしています。
ただ、コーティングといっても熱と圧力で繊維に浸透しているのでそう簡単にははがれません。
ただ、これがかえって洗濯の際には水が浸透しずらく、ポケットの中に水がたまり表生地が裂ける原因でもあります。
洗濯の際はネットに入れて洗われる事をお勧めします。

サンプルの実寸を測り各サイズにグレードしています。
ユキ丈はだいたい、袖丈+肩幅の半分と考えてください。38サイズで87.0ということは袖丈62+25(肩幅50)
モデルは38サイズを着用。中にシャツ15.5サイズ+ジャケット38サイズを着用出来ます。
縫製および洗い、また採寸方法による誤差はご容赦ください。
※ご使用のOA環境により、色目が異なって見える場合がございます。